「え、まだスマートバンド使ってないの!?」
数年前、友人に言われたのをきっかけに、スマートバンドが欠かせないものとなって早数年。
常に腕には、日々の活動を記録してくれる相棒がいました。
今回、2年間連れ添った「Xiaomi Smart Band 8」から、最新モデルの「Xiaomi Smart Band 10」へと乗り換えることに。
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この記事は、以下のような方に特におすすめです。
- Xiaomi Smart Band 8や9を持っていて、10への買い替えを迷っている方
- 初めてスマートバンドの購入を検討していて、リアルな使用感が知りたい方
- せっかく買ったスマートバンドを、もっと自分らしくカスタマイズしたい方
この記事を読めば、私がなぜ「今」買い換える決断をしたのか、そして Xiaomi Smart Band 10 がもたらす生活の変化、さらには毎日がもっと楽しくなるアクセサリーの選び方まで、すべてが分かります。
逆に、この記事ではスマートバンドの全機能を網羅した専門的な解説はしません。あくまで「一個人のリアルな体験談」として、あなたの買い物の参考になれば幸いです。
1. さよなら Band 8、こんにちは Band 10!私が買い替えを決意した「個人的」な理由
今回、私が2年間愛用した Xiaomi Smart Band 8 から最新の 10 へと乗り換えたのには、大きく分けて3つの理由があります。どれも非常に個人的な理由ですが、同じようなことを考えている方の参考になるかもしれません。
理由①:親孝行という名目で、自分の物欲を満たす
一つ目の理由は、少し不純な動機かもしれません(笑)。
最近、実家の親が「健康のために歩数を意識したい」と話していたのを思い出しました。かといって、いきなり高機能なスマートウォッチを渡しても、使いこなせずに放置されるのが目に見えています。
その点、スマートバンドは操作がシンプルで、バッテリーも長持ち。まさにうってつけです。
「そうだ、私が使っている Band 8 を親に譲ってあげよう。そして、最新の Band 10 を買おう!」
親孝行をしたいという気持ちと、新しいガジェットが欲しいという物欲。この二つが完璧に合致した瞬間でした。Band 8 はまだまだ現役で使える名機です。私が使い倒したものではありますが、基本的な機能は最新モデルと遜色ありません。親がスマートバンドの便利さを体験するには、最高のプレゼントになるはずです。
こうして私は、親に喜んでもらいつつ、自分も新しいデバイスを手に入れるという、Win-Winのシナリオを描き、Band 10 の購入ボタンをクリックしたのでした。
理由②:「お風呂でも気兼ねなく」を叶える、地味だけど重要な進化
皆さんは、スマートバンドをお風呂に付けて入りますか?
Xiaomi Smart Bandシリーズは、5ATMという防水性能を備えています。これは「水深50mまでの水圧に耐えられる」という規格で、プールでの水泳などでも問題なく使えるレベルです。
もちろん、Band 8 もこの性能を持っていました。しかし、私はお風呂で使うことに少しだけ躊躇いがありました。なぜなら、シャワーの水滴などで画面が誤作動を起こすことが時々あったからです。勝手にワークアウトが始まっていたり、設定画面が開いていたり…。
ところが、今回の Band 10 は、この点が大きく進化しているという情報をキャッチしました。耐湿性のタッチコントロールが強化され、画面が濡れた状態でも操作性が向上している、と。
これは、私にとって非常に大きなアップデートでした。
日々のルーティンとして、お風呂でリラックスしながら一日の活動データ(特に睡眠スコア)をチェックするのが好きなのですが、これまでの誤作動のストレスがなくなるかもしれない。そう考えただけで、ワクワクが止まりませんでした。
実際に使ってみると、この進化は本物でした。シャワーを浴びながらでも、意図しない画面遷移がほとんど起こりません。湯船に浸かりながら、濡れた指でスワイプしても、きちんと反応してくれる。これは、地味ながらも日々の満足度を大きく左右する、素晴らしい進化だと感じています。
※ただし、メーカーはサウナや温水シャワーでの使用を推奨していません。あくまで自己責任の範囲で楽しんでいます。
理由③:やっぱり正義!見やすさが爆上がりした大画面ディスプレイ
3つ目の理由は、ガジェット好きなら誰もが共感してくれるであろう「ディスプレイの大型化」です。
- Xiaomi Smart Band 8:1.62インチ
- Xiaomi Smart Band 10:1.72インチ
数字の上では、わずか0.1インチの差。しかし、この差が体感ではとてつもなく大きいのです。
その秘密は、ベゼル(画面の縁)の細さにあります。Band 10 は、真空充填シーリング技術により、ベゼル幅が極限まで狭められています。これにより、本体サイズはほとんど変わらないのに、画面占有率が大幅に向上しているのです。
Band 8 と並べてみると、その差は一目瞭然。まるで、一昔前のスマートフォンと、現代のベゼルレススマートフォンを見比べているかのようです。
この大画面化の恩恵は、あらゆる場面で感じられます。
- 通知の視認性向上:LINEやメールのメッセージが、より多くの文字数を一度に表示できるようになり、手元で内容を把握しやすくなりました。
- ウォッチフェイスの表現力:多彩なウォッチフェイス(文字盤)が、よりリッチに、より詳細に表示され、カスタマイズの楽しみが広がりました。
- 操作性の向上:アイコンやメニューが大きくなり、タッチ操作の正確性が上がりました。
特に、輝度が最大1500nitへと大幅に向上した点も見逃せません。これは Band 8 の600nitと比べて倍以上。真夏の炎天下でも、画面がはっきりと見える安心感は絶大です。
2. 開封の儀!Band 10 ファーストインプレッション
購入を決意し、数日後。手元に届いたパッケージを開ける瞬間は、何度経験しても心躍るものです。
外観チェック:Band 8 と比べてどう変わった?
本体を取り出してまず感じたのは、その質感の高さ。Band 10 はフレームにアルミニウム合金を採用しており、プラスチッキーだった前モデルと比べて、明らかに高級感が増しています。ひんやりとした金属の質感が、所有欲を満たしてくれます。
バンドの取り付け方も、Band 8 から採用されたクイックリリース方式を継承。ツール不要で簡単に着脱できるので、後述するアクセサリー交換が非常にスムーズです。
画面をつけて感動。ベゼルレスの迫力
そして、電源を入れた瞬間に「おぉ…」と声が漏れました。理由③で述べた、ベゼルレス大画面の迫力です。黒が引き締まった有機ELディスプレイに、色鮮やかなウォッチフェイスが表示されると、これが1万円以下で買えるデバイスだとは信じられないほどの感動を覚えます。
60Hzのリフレッシュレートも相まって、画面のスクロールは驚くほど滑らか。Band 8 も決して悪くはありませんでしたが、この「ぬるぬるサクサク」の操作感を一度味わってしまうと、もう元には戻れません。

初期設定とアプリ連携のポイント
初期設定は、専用アプリ「Mi Fitness」を使って行います。
スマートフォンのBluetoothをオンにし、アプリの指示に従ってデバイスを追加するだけ。QRコードを読み込む方式なので、数分もあれば完了します。
一つだけポイントを挙げるとすれば、アプリ側での「通知設定」です。
どのアプリからの通知を受け取るか、細かく設定できるので、自分に必要な通知だけがBand 10に届くようにカスタマイズしましょう。不要な通知をオフにすることで、バッテリーの節約にも繋がります。

3. 【沼へようこそ】自分だけの Band 10 を作れ!おすすめアクセサリ5選
Xiaomi Smart Band の真の楽しみは、その豊富なアクセサリーによるカスタマイズ性にあります。ここからは、僕が実際に試したり、これから購入を検討したりしている、おすすめのアクセサリーを5つご紹介します。
1. 定番だからこそこだわりたい「交換バンド」
標準で付属してくるTPUバンドも悪くありませんが、シーンに合わせてバンドを交換するのが”通”の楽しみ方。
私のおすすめはこのナイロンバンド。マグネット式で便利そうなものもあるのですが、金属製の部品が錆びたり劣化するといった悪い評価が多いためこちらを使っています!
- レザーバンド:ビジネスシーンや少しフォーマルな場に最適。一気に高級感が増します。
- ミラネーゼループ(金属メッシュ):通気性が良く、夏場でも蒸れにくいのが特徴。マグネット式で着脱も簡単です。
- ナイロンバンド:軽量で柔らかく、カジュアルな服装にぴったり。カラーバリエーションも豊富です。
Amazonなどで「Xiaomi Smart Band 10 バンド」と検索すれば、数百円から購入できるサードパーティ製品がたくさん見つかります。いくつか揃えて、その日の気分や服装で付け替えるだけで、毎日がもっと楽しくなりますよ。
2. 絶対に貼るべき!「保護フィルム」
「こんな小さな画面にフィルムなんて必要?」と思うかもしれません。答えは「絶対に必要」です。
日常生活では、無意識のうちに壁や机の角にぶつけてしまうもの。せっかくの美しいディスプレイに傷が入ってしまった時のショックは計り知れません。あとは使わなくなって売るときに、画面が綺麗なほうが高く売れますからね。
フィルムなら曲面までしっかり保護してくれますし、数枚セットで安価に購入できます。貼り付けも簡単なので、本体を購入したら、まず最初に用意することをおすすめします。
3. あると便利な「充電器 変換アダプター」
付属のマグネット式充電ケーブルは、USB Type A になっています。
我が家は Type C をメインで使っているため、この変換アダプターを Type C ケーブルに接続して使っています。
いまは自分の部屋に一つしかないため、リビング用にもう一つ買い足したいと考えています。
バッテリー性能が高いため頻繁に充電する必要はありませんが、どこでも充電できると嬉しいですよね。
4. 【本音レビュー】2週間使って見えた Band 10 の良いところ・気になるところ
ここからは、実際に2週間、毎日24時間肌身離さず使ってみて感じた、リアルな感想をお伝えします。
ここが最高!体感できた3つのメリット
- 圧倒的な情報量の多さやはり、大画面化の恩恵は絶大でした。天気予報、心拍数、歩数、消費カロリーといった情報を、一つのウォッチフェイスにまとめて表示させても、ごちゃごちゃせず、しっかりと視認できます。スマートフォンを取り出す回数が、確実に減りました。
- 睡眠トラッキングの進化Band 10 では、睡眠モニタリング機能がさらに進化しました。特に面白いのが「睡眠効率」という新しい指標。これは、ベッドにいた時間と、実際に眠っていた時間の割合を示してくれます。「ベッドでスマホをダラダラ見ていて、寝付きが悪かったな」という日が、客観的な数値で可視化されるのです。自分の睡眠習慣を見直す、良いきっかけになりました。
- ワークアウト記録の精度向上水泳モードがアップデートされ、9軸モーションセンサーと新アルゴリズムにより、ターンの検出やラップカウントの精度が約96%に向上したとのこと。私は泳げないのですが、水泳を趣味にしている方には嬉しい進化でしょう。また、個人的には「心拍数ブロードキャスト機能」が便利でした。これは、Band 10 で計測した心拍数データを、他のデバイス(例えば、Bluetooth対応のランニングマシンなど)にリアルタイムで送信できる機能です。ジムでのトレーニングが、より効率的になりそうです。
うーん、ここはイマイチ?正直な感想
完璧に見える Band 10 ですが、使ってみて少し気になった点も。
- バッテリーの持ち通常モードで最大21日間という驚異的なバッテリーライフを謳っていますが、これはかなり限定的な使い方をした場合です。僕のように、心拍数の常時モニタリング、睡眠の詳細トラッキング、通知の常時受け取りなど、フル機能を使うと、大体7日〜10日に一度の充電が必要です。もちろん、これでも十分すぎるほど長いのですが、「21日間」を期待しすぎると、少し肩透かしを食らうかもしれません。
- ウォッチフェイスのデザイン200種類以上と豊富に用意されているウォッチフェイスですが、個人的には「これだ!」と思えるデザインがまだ少ない印象です。スタイリッシュなものや、情報量が多いものは充実しているのですが、もう少し遊び心のあるデザインが増えると嬉しいところ。今後のアップデートに期待です。

5. まとめ:Xiaomi Smart Band 10 は「買い」か?
さて、長々と語ってきましたが、結論です。
Xiaomi Smart Band 10 は、間違いなく「買い」のデバイスです。
特に、以下のような方には、自信を持っておすすめできます。
- Band 8 以前のモデルを使っていて、画面の見やすさに不満を感じている方
- Apple Watch を使っていて 毎日の充電が面倒と感じている方
- 初めてスマートバンドを買うけど、安っぽくなく、長く使えるものが欲しい方
- 健康管理も、ファッションとしてのカスタマイズも、両方楽しみたい方
価格も6千円台で購入できますし、お試し感覚で、生活が便利になるか確認してみてください!
また、ガジェットとしての所有欲を満たしてくれる。このコストパフォーマンスは、他の追随を許さないレベルだと断言できます。
もしあなたが、少しでも気になっているのなら、ぜひその一歩を踏み出してみてください。きっと、あなたの生活に欠かせない、最高の相棒になってくれるはずです!