概要
LinuCとLPICはどちらもLinuxの技術力を認定する試験です。
どちらもレベル1〜レベル3まであり、レベル1から順に取得する必要があります。
LinuCとLPICを比較する
LinuC(リナック) | LPIC(エルピック) | |
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運営元 | LPI-Japan | LPI日本支部 |
設立日(日本) | 2018年 | 2000年 |
知名度 | 日本独自の試験 | 世界各国で展開 |
資格の種類 | LinuC Level1〜3 | LPIC Level1〜3 |
受験方法 | テストセンター or 自宅 | テストセンター or 自宅 |
試験内容 | LPICの出題範囲に加え、クラウドや オープンソース、システムの アーキテクチャも範囲に含まれる | 主にLinuxシステムや 各種コマンドを問われる |
難易度 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
出題数 | 約60問 | 約60問 |
合格ライン | 65%前後 | 65%前後 |
受講料(税抜) | 15,000円〜 | 15,000円〜 |
以下の図は、スキル標準協会が作成しているキャリアフレームワークと認定試験・スキルの関係の表ですが、LinucとLPICは同等に扱われており、どちらも幅広いキャリアに役立つことが分かります。

試験範囲はほぼ同じ、だったらLPICでいいじゃん!
LinuC レベル1、レベル2試験はこれまでLPICとほぼ同じ出題範囲でした。
世界に展開しているLPICの方が知名度もあり、転職の際に有利に働くことも。
Version 10.0からLinuCのほうが実践的な内容に
LinuCレベル1 / レベル2 はVersion 10.0では、技術者・有識者によって試験内容が大きく見直され、より実践的なコマンドが試験範囲として出題されるようになりました。
確かにLPICでは使用頻度が極めて低いコマンドも覚えなくてはいけないため、どうせ受けるなら使える技術を身につけられたほうがよい気がします。
また、昨今の技術者として求められる「クラウド」「オープンソースのリテラシー」「システムアーキテクチャ」も出題範囲に含まれているためLinuCを学習することでLinux技術者だけでなく、全てのIT技術者に求められる技術力を証明することができる魔法のような認定資格となっているようです。

LinuCのほうが魅力的!
たしかにLPICの方が知名度もあり、転職に有利に働くこともあるかもしれません。
しかし、LPICについては「いつ使うの?」というコマンドをたくさん覚える必要があります。
どうせ勉強するなら、実践で使えるコマンドやクラウド時代に必要な知識を学べるLinuCの試験範囲の方が魅力的ですよね!
私的には、より実践的なスキルを体系的に学べるLinuCの方が おすすめ できると考えます!
それでは!さば缶でした〜!