
現行の人気機種である 「iPhone11」、「iPhone XR」、 「iPhone SE2」 について、 「価格」と「機能」にフォーカスして iPhone 12 を本当に買うべきなのか考えてみました。
本記事は、上記機種以外の iPhone や、Android 端末を使用している方を対象としています。現在、機種変を検討中の方の参考となれば幸いです。
「価格」
まずは価格差をみていきましょう。価格が安い順に左から並べています。
iPhone SE (第2世代) | iPhone XR | iPhone 11 | iPhone 12 | |
価格(128GB) | 49,800円(税別) | 59,800円(税別) | 69,800円(税別) | 90,800円(税別) |
iPhone 12 が発売された事で、これまで最新機種であった iPhone 11 が 69,800円に値下げとなっています。iPhone SE2 との価格差は2万円となっています。
一方で、iPhone SE2 と iPhone 12 との価格差は「41,000円」となっており、もうすこしで iPhone SE2 をもう1台買えちゃうくらいの差があります。

実際の機能を確認しながら、機能による価格差について確認していきましょう。
「機能」
以下は各機種の比較表となっています。ただ、今回は iPhone SE2 と比べたときにどんな機能が増えて、どう価格が上がっているのかを確認できるようにしました。そのため、iPhone SE2 を基準として 他の機種では iPhone SE2 から追加となっている機能についてのみ記載しています。
iPhone SE(第2世代) | iPhone XR | iPhone 11 | iPhone 12 | |
価格差 | なし | + 10,000円 | + 20,000円 | + 41,000円 |
カラー | ブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED | ブルー、コーラル、イエロー、 | パープル、グリーン、イエロー、 | ブルー、グリーン、 |
ディスプレイ | 4.7インチRetina HDディスプレイ | 6.1インチLiquid Retina HDディスプレイ | 6.1インチLiquid Retina HDディスプレイ | HDRに対応した6.1インチSuper Retina XDRディスプレイ |
外装 | ガラスとアルミニウムのデザイン | 変更なし | 変更なし | Ceramic Shieldの前面、ガラスの背面、アルミニウムを持ったデザイン |
防水 | 水深1メートルで最大30分間の耐水性能(IP67等級)5 | 変更なし | 水深2メートルで最大30分間の耐水性能(IP68等級)5 | 水深6メートルで最大30分間の耐水性能(IP68等級)5 |
外カメラ | ポートレートモード、スマートHDR、最大60fpsの4Kビデオ撮影(最大30fpsの拡張ダイナミックレンジ)に対応するシングル12MPカメラ(広角) | 変更なし | ナイトモード、Deep Fusion、次世代のスマートHDR、最大60fpsの4Kビデオ撮影(拡張ダイナミックレンジ)に対応するデュアル12MPカメラ(超広角、広角) | ナイトモード、Deep Fusion、シーン検出ができるスマートHDR 3、最大4Kで30fpsのDolby Vision HDRビデオ撮影、最大60fpsの4Kビデオ撮影(拡張ダイナミックレンジ)に対応するデュアル12MPカメラシステム(超広角、広角) |
内カメラ | ポートレートモード、自動HDR、30fpsの1080p HDビデオ撮影に対応する7MP FaceTime HDカメラ | スマートHDR、最大60fpsの1080p HDビデオ撮影に対応する7MP TrueDepthフロントカメラ | スマートHDR、最大60fpsの4Kビデオ撮影、120fpsの1080pスローモーションビデオに対応する12MP TrueDepthフロントカメラ | ナイトモード、Deep Fusion、シーン検出ができるスマートHDR 3、最大4Kで30fpsのDolby Vision HDRビデオ撮影、最大60fpsの4Kビデオ撮影、120fpsの1080pスローモーションビデオに対応する12MP TrueDepthフロントカメラ |
通信 | ギガビット級LTE2 | 4G LTE-Advanced2 | ギガビット級LTE2 | 5GとギガビットLTE2 |
チップ | 第3世代のNeural Engineを搭載したA13 Bionicチップ | 第2世代のNeural Engineを搭載したA12 Bionicチップ | 第3世代のNeural Engineを搭載したA13 Bionicチップ | 次世代のNeural Engineを搭載したA14 Bionicチップ |
バッテリー | 最大13時間のビデオ再生、最大8時間のビデオ再生(ストリーミング) | 最大16時間のビデオ再生 | 最大17時間のビデオ再生、最大10時間のビデオ再生(ストリーミング) | 最大17時間のビデオ再生、最大11時間のビデオ再生(ストリーミング) |
認証 | セキュア認証とApple PayのためのTouch ID | Face ID | Face ID | Face ID |
充電 | Qiワイヤレス充電、高速充電に対応 | 変更なし | 変更なし | MagSafe |
iPhone SE2 と iPhone XR

本機種はiPhone SE2 と比べて画面サイズやバッテリー駆動時間が長くなり、FaceID にも対応したとなった製品という事がわかりました。ただ、iPhone SE2 はチップが A13 Bionic で新しいものになっているため処理能力の高い SE2 と比べると微妙なところでしょうか。
また、iPhone SE2 の touch ID にも対応していますので、マスクが欠かせない現在の状況を考えると iPhone XR より SE2 の方が魅力的に感じるのではないでしょうか。
iPhone SE2 と iPhone 11

本機種についてもXRと同様で、iPhone SE2 と比べて画面サイズやバッテリー駆動時間が長くなっています。さらに、防水、カメラ性能がかなり進化していますので、それを踏まえると 2万円という価格差であれば iPhone 11 を購入した方がよいのではないかと考えます。
カメラ性能をあまり気にしない方にとっては、2万円安い iPhone SE2 の方がよいかもしれません。
iPhone SE2 と iPhone 12

こちらに関しては、チップやカメラ性能が圧倒的に進化しており、それだけでも約4万円の差の価値はあるかと思います。また iPhone 12 から大きくデザインが変わり筐体は小さいのに画面サイズが大きくなっていますので、新しいモノ好きな方にとっては iPhone 12 の一択といったところでしょうか。
【結論】iPhone SE2 はコスパ最強すぎるが iPhone 12 は買い!
いかがでしたでしょうか。価格や機能差についてざっくりと比較を行ってきましたが、どの機種も魅力的でしたね。iPhone XR についてはチップが A12 という事でこちらはおすすめできませんが、それ以外の機種はどれも魅力的です。

しかし、iPhone SE2 に関しては約5万円という価格で申し分ないスペックを持っており、しかも昨今のコロナでも使いやすい touch ID を搭載しております。 それらを加味すると iPhone SE2 はコスパ最強ですね。
私個人的には、新しいもの好きですので iPhone 12 の一択と改めて感じました。
