
訳あって、長年連れ添った iPhone から Androidへ移行することになりました。ただ Android への乗り換え作業を初めてやってみて、移行のポイントや注意点についてお伝えしていきます。
本記事は Android への移行ネタとなるため、現在 iPhone を使用中で Android に興味がある方を対象としている内容となります。
パスワードの移行
iPhone ではパスワードの自動入力機能が便利でした。Webサイトでログインを求められた時に一度覚えさせたユーザー名、パスワードは自動入力できるため重宝していました。もちろん Android でも同じ事ができるのですが、iPhone と Android でパスワードの管理方法が異なります。
Android の場合は、Google アカウントにパスワード情報を覚えさるため、iPhone で Chrome ブラウザを使用しパスワードを保存する必要がありました。私は iPhone ではブラウザは Safari を貫いていたため、パスワードが全く保存されていませんでした。
そのため、 Android へ移行する際には iPhone のパスワード設定から、登録した情報をひとつずつ Android 端末(Chrome)へ覚えさせる作業を行いました。また、iPhone でアプリにパスワードを記録しておいたものに関しては、パスワードの吸出し方法がわからずに、Android端末でパスワードの再発行を行うなどして結構手間でした。
今後、同じ事を繰り返さないように iPhone に戻った際には、ブラウザは Chrome を使って、Google アカウントへパスワードを記憶させるような運用としたほうがいいですね。

iTunesマネーの移行
iTunes へチャージした残高は Apple ID に紐付いています。Androidへ残高を移すことや、残高をアカウント間で移行することは出来ません。ゲームアプリなどで課金するなどして使い切りましょう。
そのため、残った残高はアプリの課金で消えたのですが、アプリによってはiPhone 版アプリと Android アプリで課金情報の共有ができないものがあるため注意が必要です。

Suicaの定期券移行
私は iPhone で Suica を利用しており、ただ残高にチャージして使うのではなく、Suicaアプリから定期券を購入して使用しておりました。
Android へ移行した後に気づいたのですが、iPhone で購入した定期券は Android へ移行することができませんのでご注意ください。定期券については以下JR東日本公式サイトにも記載されています。
iPhoneで6か月の定期券を購入しており、今回1か月ほど残っていましたが払い戻しでもお金は戻ってこないようでしたので、やむなく退会することにしました。
Apple PayのSuicaからモバイルSuicaへSuica情報を引き継ぐ(機種変更する)ことはできません。Apple PayのSuicaについては、一旦退会をしていただくことになります。
https://www.jreast.co.jp/appsuica/procedure/chg_model.html

データ移行
データ移行に関しては、色々なサイトで移行手順など公開されており特に不便さは感じなかった。移行できないデータとして、以下のものがあるようです。LINEトーク履歴など大切な思い出が残っている場合は注意が必要ですね。
移行できないデータ
・iTunes 残高
・Apple Pay の Suica残高
・LINE トーク履歴
・SMS(メッセージ)
・購入済みの有料アプリ
さいごに
私の中で一番ハードルが高いのはデータの移行だと思っていました。しかし、実際に移行してみると Suica 定期券が移行だけが面倒というかもったいなかったです。パスワードの移行も地味に面倒でした。
データ移行は手順さえ分かれば移行は簡単でした。iPhoneから乗り換えの際はお気をつけください。
